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カート

カートが空です

使用上のご注意

私たちは、熟練の職人が一つ一つ、技術の粋を注いで家具を製作しています。だからといって、雑に扱っても壊れないわけではありません。高価な家具であっても、職人の手作りであっても、使い方を誤れば不具合を生じます。

無垢材ならではのご注意もございますので、かならず本項をじっくりご確認ください。

お部屋の空気の乾燥にご注意ください。

お部屋の空気が理想的な湿度に保たれていれば、ほとんどの不具合を防ぐことができます。

極端に気を遣う必要はありません。
40%~60%の、『人にとって快適な湿度』が、当社の家具にとって理想的な湿度です。

結露を避けるために、冬でも加湿器を使わずに除湿器を使うようなお部屋は、湿度が20%ほどまで低下することがあります。
このような環境では当社の家具に不具合を生じますし、ご自身のお肌のトラブルや体調不良の原因になります。

小さな傷、薄いシミなどの
積み重ねが味わいを生みます。

当社は無垢材本来の質感と心地よい手ざわりを最重視し、化学塗料を使いません。
そのため、傷やシミを完全に防ぐことはできません。
特にオイル仕上げのテーブルは、ご利用初期には水をこぼしただけで薄いシミになります。

しかし、それらはベテラン役者の顔に刻まれる皺と同じで、将来的な味わいの元です。

シミや傷を消そう、隠そうとするより、うまく馴染ませてコントロールすることが、当社の家具を楽しむコツです。

 

無垢材ならではのご注意

■ 極端な温度・湿度にご注意ください。

梅雨時の多湿や冬の乾燥は十分に計算して作っておりますが、極端な場合は引き出しがきつくなる、板が割れる、などのトラブルが生じる可能性があります。

特に加湿器のないお部屋での冬場の暖房や、国外でのご使用にはご注意ください。

年間を通じ、40~60%の湿度を推奨します。
これは『人がもっとも快適に過ごせる湿度』でもあります。

■ 直射日光や冷暖房の吹き出しにご注意ください。

それらが直接あたることで、歪みや割れの原因になる恐れがあります。
また、強い床暖房も、キャビネット類や椅子類の不具合の原因になる場合があります。

■ 不具合が生じたらお早めにご連絡ください。

木組みのゆるみ、部材の割れや破損、ぐらつき、きしみなどが発生しましたらご使用をやめ、直ちにご連絡ください。
けがの原因となる恐れがあります。

また、初期段階であれば数千円の費用で修理ができるものであっても、大きな破損をしてからだと数万円、場合によっては十万円を超える費用になってしまいます。

■ フリーテーブルは、脚とテーブルの間がすべて隙間なく保たれていることを確認してください。

フリーテーブルは、脚についているゴム付きアジャスターが、6か所すべて天板に接していることで安定が保たれます。1か所でも隙間があると、天板の落下や転倒の原因になります。天板が反るなどして一時的に隙間ができる場合がありますので、時々ご確認ください。またゴムが外れた状態でお使いになると、天板に傷がついたり、ずれたりする原因になります。

■ 箱ものは、時々空気の入れ替えをしてください。

箪笥などは空気の入れ替えをすることで長持ちしますので、配慮をお願いします。
抽斗(引き出し)がきつくなったと感じたら、5cmほど開けて数日~1週間ほどなじませてください。それでもきつさが変わらないようでしたら、修理をご相談ください。

キャビネットや食器棚についても、特に暖房を使い始める時期や、急に寒くなり暖房を強めるような時期は、室内の湿度が急に下がり、木材に負担がかかります。
このような時期は数日間、すべての扉を5cmほど開けておくことで、家具内外の湿度が安定し、木材への負荷が和らぎます。
ただし、扉を大きく開いておくと逆効果になる場合があるので、数センチにとどめておいてください。

■ 虫が出たら、早めにご相談ください。

数年間にわたって屋外で大気に晒す「天然乾燥」を行っています。
また防虫剤などを使っていませんので、ごく稀に木食い虫が入っていることがあります。
小さな穴から、きな粉や米ぬかのような細かい木くずがこぼれ出てくる場合は、この可能性が高いです。
お早めにご連絡ください。

■ 金属を直接置かないようにしてください。

金属と水と木が触れますと、成分が反応して黒く染まることがあります。
特に栗材は真っ黒になります。
テーブルに缶飲料を置く場合はコースターをお使いください。
水に濡れていなくても結露や空気中の水分で反応しますので、鍋、栓抜き、ペーパーウェイト、小銭など、金属類全般を直接置かないようご注意ください。

■ お引越しの場合は厳重に梱包し、業者様にご注意を促してください。

「お引越しの際に業者に傷をつけられた」という修理のご依頼をいただくことがあります。家具の種類を問わず、梱包とお取り扱いにご注意いただくようお伝えください。

下記のお取り扱いを推奨いたします。

  • キャビネットの棚板は予め外し、別途梱包する。
  • 扉はマスキングテープなどで固定する(特に引き戸は左右に大きく動きます)。
  • 厚手のエアーキャップで二重に梱包する。
  • 梱包後にトラックなどに積む際には、荷台の壁や隣り合う家具との間に3cm以上のウレタンマットや厚手の毛布などを挟む。
  • 何かを上に載せる場合は、段ボール箱など底が平らなものだけとし、テレビや椅子などは避ける。やむを得ず載せる場合には、重いものを避け、3cm以上のウレタンマットや厚手の毛布などを間に挟む。
  • キャビネット等の取っ手、天板の“耳”部は傷をつける原因になり、また自らも傷がつきやすいため、3cm以上のウレタンマットや厚手の毛布などで養生する。
  • ラッシングベルトなどで荷台に固定する際には、ベルトと家具との間に6cm以上(3cmのものを2枚)もしくは厚く折りたたんだ毛布などを挟む。ベルトを強く締め付けすぎないようにする。

 

植物系塗料ならではのご注意

■ 日常のお手入れは乾拭きがおすすめです。

濡れ布巾を多用しますと、塗料も少しずつ拭き取られてしまい、色あせやシミがつきやすくなる原因になります。
詳しくはこちらをご覧ください。

■ テーブルなどは年に数回、お手入れオイルをお使いください。

テーブルは食べこぼしなどが多く、濡れ布巾を使うことが多いと思います。
塗料を補強するため、お手入れオイルをご利用ください。
詳しくはこちらをご覧ください。

キャビネットや椅子など濡れ布巾を使う機会のない家具にお手入れオイルを塗りますと、色むらやべたつきの原因になりますので避けてください。
除菌アルコールなどを多用した結果、ご購入当時より艶が減った、シミがつきやすくなった、という場合には、お手入れオイルをお試しください。

■ 化学雑巾は使わないでください。

様々な化学成分を含むため、変色の原因になる場合があります。

除菌用アルコールを使う場合は直接吹き付けず、布巾の方に軽くスプレーしてから、その布巾で家具を拭いてください。
これによっても塗料が傷む場合がありますので、頻繁にアルコールを使う場合にはお手入れオイルをお使いください。

■ 直射日光を避けてください。

特に漆は紫外線に弱く、すぐに色あせてしまいます。
オイル仕上げの家具は色あせにくいですが、日焼けして多少変色します。
また、熱により不具合が生じやすいですので、直射日光にはご注意ください。

■ 小さな傷、薄いシミなどの積み重ねが味わいを生みます。

化学塗料と違い、傷やシミを完全に防ぐことはできません。
特にオイル仕上げのテーブルは、ご利用初期には水をこぼしただけで薄いシミになります。

しかし、それらはベテラン役者の顔に刻まれる皺と同じで、将来的な味わいの元です。
シミや傷を消そう、隠そうとするより、革製品のように、馴染ませて使い込んだ風合いを出していくことが、当社の家具を楽しむコツです。

■ 色合いが経年変化します。

摺り漆仕上げの家具は次第に色が明るくなり、木目が明瞭になるとともに美しい艶が出てきます。
オイル仕上げの家具は逆にやや色が濃くなり、落ち着いた風合いに変わってきます。
これらは不具合ではございません。

■ テーブルの上にガラスやビニールをかぶせないでください。

変形や変色の原因になります。

 

一般的な家具と同様のご注意

家具全般

  • 家具に上ったり、飛び跳ねたりしないでください。転倒や破損の原因になります。
  • 本来の目的以外の使い方をしないでください。テーブルを踏み台替わりにする、お子様が家具の上でジャンプする、ロッキングチェアや回転椅子で遊ぶ、などは事故や破損の原因になります。
  • 平らな場所で水平を保ってご使用ください。凹凸や傾斜のある場所でのご使用は、転倒や破損の原因になります。
  • 脚、金具、フリーテーブルと脚の間のアジャスターなどは、ぐらつきやゆるみがないか、時々ご確認ください。ゆるみや隙間がある状態でのご利用は、破損の原因になります。
  • 雑な取り扱いをしないでください。破損やけがの原因になります。
  • 横倒しの状態にする、斜めにして立てかけるなどせず、使うときの置き方を継続してください。横に倒した状態で重い物を載せたり、お引越しの際にトラックに積み込むなどすると、損壊の恐れがあります。
  • お引越しの時などは、家具の上に重い物を載せないでください。輸送時は前後左右に大きく揺られ、通常のご使用時とは違う力がかかるため、破損の原因になります。

椅子、テーブル等

  • 椅子の肘掛けによりかかる、肘掛けに座る、背もたれに反対側から寄りかかるなど、本来の座り方以外の力のかけ方をしないでください。破損の原因になります。
  • 不安定な座り方をしないでください。転倒の原因になります。
  • テーブルの端の方に物を載せたり、大きな力をかけないでください。転倒の原因になります。
  • 天板の上に載ったり座ったりしないでください。転倒やけがの原因になります。

箱物、棚物など

  • 食器棚や本棚など、背の高い家具は、強い地震で倒れる可能性があります。転倒防止金具や天井突っ張りのご利用をお勧めします。
  • 背の高い家具の上に物を載ないでください。地震などで落下する恐れがあります。
  • 取っ手や扉、引き出しにぶら下がったり、足をかけて上ったりしないでください。破損の原因になります。
  • 家電製品を収納する際には、取扱説明書をよく確認し、適切な隙間をとってください。火災や過熱の原因になります。
  • キャスター付きの家具は、地震で動いたり、手で掴まった際にバランスを崩すことがありますのでご注意ください。
  • 一部を除き、引き出しにはストッパーがついていません。最奥部まで引っ張り出すと落下し、思わぬ怪我をする場合があります。